投資物件を購入するとき、何を重視するかは人(状況)による。
私のお客様は、ほぼ全員キャッシュフロー(CF)重視派。
融資を受けるため、銀行の目線はある程度重要だが、結局の決め手は毎月毎年のCF。
CF重視物件は、たいてい地方都市だったり、地方まではいかないが一都三県のマイナーエリアで築古の鉄骨だったりする。
最近、立て続けにこのような物件の売却を依頼されている。
これらの物件を数年持って、さて売却しようとしたとき、どれも結構苦戦…
立地がよければ、築古鉄骨でも動くのだが、マイナーエリアとなると、動きが悪くなり、かなり値下げしないと売れないかなという感触がでてくる。
お客様的には、「CFは出ているので無理して売らなくていいや」という強気と「築37年の鉄骨だしな…」という弱気がせめぎ合っている感じ。
今期、物件売却して利益の出ている方に「短期で減価償却を~」とすすめてみるが、立地がいまひとつなので、それなら都内のボロアパートがいいなと言われてしまう。
私自身は立地重視派、というか立地とCFのバランス派(CFが多少犠牲になっても仕方ないという考え方)。臆病ゆえに、これからどんどん人口が減るのに、そんなマイナーなエリアに物件持ちたくないと思ってしまうだけ。リスク取れないといえばその通り。