気づけば不動産業界の人

成り行きで不動産を仕事にして早20年。賃貸管理、収益物件の売買仲介、自分の物件で民泊運営など、気が小さいのにいろいろ経験しています。

【民泊物件はここを見る】内見ポイント

民泊・旅館業の物件を実際に内見する時のポイント。

1.図面と現場が一致しているか(メジャーとレーザー計測器必須)

2.外の眺め

3.マンションであれば共用部

4.近隣の様子

 

業者の図面を見て見当をつけていても実際に現地に行くと気づくことがたくさんある。

1.は間取りが違っていれば気づけるが面積が違う場合はなかなか気づけない。図面を持参し自分で測るのがたしか。

保健所に提出する書類にも図面はどうせ添付するので、この段階で正確な寸法を自分で計測しておいた方がいい。メジャーでもいいが、レーザー計測器があると早い。

少々高いけれど、ずっとBoschを愛用している。正確なのは当然として、本当にまったく故障ないのがありがたい。

[Bosch Professional(ボッシュ) レーザー距離計]

 

2.都心の物件であれば、外の眺めは宿泊業に関係ないともいえるけれど、一度、お墓ビューの部屋があり、迷ったことがある。

あと、近所との距離が近すぎるとか窓が見合っているのも要注意。外国人を嫌がる人だと後々クレームになる可能性が高い。

そういう場合はすりガラス調の目隠しシートを貼ってしのぐ手もある。

これは自分の物件も使っている。

目隠しをしながら適度な光が室内に入りすごくいい。

簡単に貼ることができるし、剥がすのも簡単(まだ剥がしてないが)。窓をよく拭いてから霧吹きで表面を濡らしてピッタリ貼るだけ。

 

3.マンションであればエレベーターやゴミ出しの方法をチェック。防犯カメラ、駐輪場の有無もチェック。

 

4.近隣の様子は超重要。せっかく開業しても経営が頓挫するのは、近隣からのクレームが圧倒的に多い。開業前に告知をしたときは、特に反応がなかったのに、お客さんが来始めてからクレーム発生し近隣ともめるケースは本当に多い。

近隣商業地域でも要注意。実際に住んでいる人(戸建てなら両隣と向かい)の様子を観察し、できるだけ仲良くすること、自分の携帯番号渡して誠意と気合を見せること。