ふるさとチョイスには、ガバメント・クラウドファンディングというジャンルがあり、ふるさと納税で自治体のクラウドファンディングに寄付することができる。
山梨県の丹波山村には、空き家はあるが、人が住める家が足りないそうで、このクラファンで家を建てる資金を募っている。
丹波山村の人口は、なんと530人(令和5年5月1日現在)。
530人って大きな企業の社員数とか、中高の学生数とか、それくらいの規模感。
関東で最も人口が少ない村らしいが、ここ数年、移住を希望する人からの問い合わせが増えているそうな。
空き家は、不動産業界だけでなく、今や一般的な社会問題。
親が住んでいた地方の戸建てを相続したが、子供たちは東京にいて、地方の家を売りたいという相談を受けたことがある(山林を相続した人もいた)。
高齢化にともない、特に地方の空き家問題は自治体のレベルで解決できるものではなく、国をあげての対応が必要だと思う。
相続登記が義務化された背景もここにある。
丹波山村でも、村の家屋の3分の1は空き家で、「月日が経つ間に所有権が多くの人に枝分かれしてしまい、相続の手続が煩雑になってしまっているケースも多く」とある。
そして、「空き家」=「住める家」とは限らない。
人が住まないと家は傷む。空き家期間が長ければ長いほど、家は傷み、直すコストが大きくなる。
建物は大切な社会インフラ。
住みたい人が住めるよう、空き家期間をできるだけ短くし建物が傷まないような仕組みができるといい。
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本題とは関係ないけれど。
友達から家庭菜園でとれたミョウガをもらった。
そうめんの薬味にしようと冷蔵庫から出して洗い、まな板の上に置いて数秒、小さい真っ黒な蟻が白いまな板の上を右往左往しているのを発見。
小さい蟻が10匹ほどうろうろうろうろ。
蟻たちを流してミョウガをまた洗い刻んだ。
虫は洗い流し、傷んでいるところがあれば除いて食べればいいのだが、スーパーやネット通販でこういうことが起きたら、お金を払っている以上、クレームになっちゃうんだろうなと思った。